離れてみて初めてわかる函館の常識。そのひとつがハセストのやきとり弁当ではないでしょうか。バリエーションこそ多少は増えましたが、この31年基本は変わりません。何も足さない何も引かない、ヤキ弁──なのです。
日曜の夕暮れ時。FLASHパノラマのネタ撮りから戻る途中に立ち寄った、とあるお店の駐車場です。「それ」を撮れと、誰かが囁くのですが──「それ」って何?結局、なんだか分からないまま、「それ」を撮ってみました。
パノラマ写真用の画像を撮るという仕事がありまして、戯れに、自分でも作ってみようか、などと思ったのが運のツキというか、案の定どっぷりとハマってしまいました。この世界、思ったよりずっとディープのようです。
D300を使い始めて10ヶ月、撮影枚数にしておよそ3万枚。ようやく色の出し方が分かり始めた──ような気がします。それが、会心の一枚に至るまでの通過点に過ぎないのは分かっています。分かってはいるのですが・・・
体調を慮って、先月の末頃から、朝晩はほぼお粥です。もともと好きではなかったのですが、慣れとは恐ろしいもので、近頃ではけっこうお粥ライフをエンジョイしてます。それに、よく見るとお粥もカワイイやつでして・・・
かつてのラーメン激戦区、湯川温泉の一角、麺屋「一文字」の真向かいに北海ラーメンというお店があります。多くのラーメン屋が現れては消えする中、昔から淡々と営業を続けるこのお店が、最近とても気になるのです。
世の中に、美味しい食事はあっても、美味なるものは存在しない─などと常々思っております。なのでワタシ、「こだわりの味」を標榜するお店が苦手です。こだわるべきは、お客さんにいかに満足してもらうか・・・でしょう?
書店を出ると、灯りに照らされた雪が、大流星群のように地上に降り注いでいます。二十年ほど昔の伝説的な大雪も、最初はこんな感じでした。あの時、カメラを持っていれば
──今さらながらそう思うワタシなのでした。
昔からの人はご存知でしょうが、この界隈が観光名所となったのはそれほど古いことではありません。おぼろげな記憶では、坂道の多い、どこか西洋っぽいところもある普通の街に、沢山の、ごく普通の暮らしがありました。
モノクロームな季節が続いています。脳味噌の中までモノクロになりそうで、もう我慢出来ません──で、突然ですがカラフルな松前漬風イカ刺漬の写真をどうぞ。地味地味な一品の、意外なほどの色香をご賞味ください。
初詣客で賑わう亀田八幡宮の一角にあるミニどんど焼き(?)です。入れ替わり立ち替わりで持ち込まれるお札やお守りなどで、けっこうな燃えさかり振りの「お清めの火」ですが、それなりのご利益もあるようですね。
元日のお昼頃の亀田八幡宮っていつもこんな風なんですか?初詣風景をちょこっと撮って、ついでにワタシも参拝してなどと、いつもの函館八幡宮の調子で訪ねたら吃驚仰天。なんというかまあ・・・なんということでしょう。
所用のついでに立ち寄ったフェリーターミナルになっちゃんレラが繋留されていました。すでに航路を手放した東日本フェリーが、この世界最大級の高速船をどのように扱うのか、ワタシには想像すらできません・・・が
クリスマスも過ぎ、年の瀬という名の峠を超え、正月モードへと絶賛加速中の街角。年末年始を彩るしめ飾りやマユ玉の露店も今がかき入れ時。幾つになっても浮かんでくるのがあのメロディ─そう、あのメロディです。
年の瀬になるといろいろな方々がやってきますが、サンタクロース様ご一行と来たら、毎年派手になる一方です。冬将軍とその一味もそれなりに頑張ったのですが、呆れるほどのサンタパワーの敵ではありませんでした。
2005年の10月、函館ひかりの屋台・大門横丁がこの世に生を受けました。あれから4回目の12月。多くの店が入れ替わる一方で、変わらずに頑張っている店もあります。願わくば主よ、絶えざる光で彼らを照らし給え─
あまり来ていただきたくなかった冬将軍とその配下が今年も律儀にやって来ました。好きか嫌いかで申せばキライなワタシです。だから、雪が降ると撮り歩きたくなるワタシはワタシであってワタシに非ざるワタシなのです。
「函館夢弁当」を食べました。コンビニ弁当のどこが夢なのかヒジョーに疑わしく、食べるつもりも金輪際なかったのですが、食べてびっくり仰天。馬には乗ってみよ、人には添うてみよ、弁当は食ってみよ──てなもんです。
雪が積もる少し前の夕暮れ時、どっく前の電停では、勤め帰りの人たちが電車を待っていました。毎日のように繰り返されている、ごくごく普通の暮らしの風景です。ワタシにはそれが、けっこう羨ましかったりするのです。