04年冬のさなか

見るもの撮るものが面白く　撮れば撮るほど難しく

冬はキライだと言いつつ、新しいカメラを手に飽きることなく街に出た。ちょっとでも目を引いたものはとりあえず撮ってしまえという場当たり的なアクションは傍迷惑もいいところだったことだろう。実際この頃から、家族は私と行動を供にすることを、控えめに、かつきっぱりと嫌がるようになった。うん、わかる。歩いてこないシャッターチャンスを求め雪の街を彷徨い、講演会や競技会に臆面もなく潜り込んだり、それはいいとしても買い物しながらその様子を撮りまくるってのは、ちとやりすぎだった。が、いろいろと犠牲にした割に結果は芳しくなく、信心の薄さと実力のなさを棚上げしたまま機材の限界を嘆き始めたりもした。強力なストロボ・明るいレンズ・大きな三脚が欲しい！だだっ子ぶりには歯止めも防波堤もあったものでもないが、幸いなことに金はない。まあ、幸いとでも言っておこう。ともあれ、今撮れるベストなショットを求め街を彷徨い続けたシーズンであった。

おもな機材

ニコンD70　OLYMPUS C3030Z
ニッコールED70-300mm　ニッコール50mm