金や時間に不足があるでもなく、魅力的な選択肢だっていくらでもあったのに、夕食に選んだのは駅の立ち食い蕎麦でした。コクも旨味も控えめなツユと伸びた麺。そのショボさが、なぜ、これほど心に染みるのでしょう?
何度も何度も写真で眺めたあの坂道で、母と子が手を携えて、ワタシの目の前をゆっくりと歩いて行きます。函館から遠く離れたこの街で、一番出会いたかったのは、もしかするとこんな風景だったのかも知れません。
先月頃から見かける都電カラーの函館市電1006号車(元東京都電7033号車)ですが、良いですね、この色あいといい、広告のないスッキリとしたボディといい。見慣れた街を、昭和30年代の風が、颯爽と駆け抜けます。
夏と秋の境界線は極めて曖昧です。果たしてそれは晩夏なのか初秋なのか。とまあ、言葉遊びも楽しいですが、実際に境界線に立ってみると案外と答えは簡単です。なぜって、感じたままを表せば良いのですから。
来る14日、亀田八幡宮の例大祭が始まります。広い境内の至るところで花開く縁日の見事さは、おそらく函館随一。鮮やかというより派手、絢爛と言うよりけばけばしいその彩りは、艶めかしい命の色そのものなのです。
11日、今年もバル街がやって来ます。去年は撮るだけでしたが今年こそは・・・まあ、気分だけでも盛り上がりたいところです。14日からは亀田八幡宮の例大祭。こりゃ仕事どころじゃありません──仕事と言えば仕事か。
思わずタリホー!とでも叫びたくなりました。ジェット雲のようなトレールを盛大に曳きながら、碧い海を時速65キロですっ飛ばす、まるで全長112メートルのジェットスキー。夏のウェーブピアサーは最高の「狩人」ですね。
あのナッチャンRERAがさりげなく、西浜岸壁に停泊していました。さしずめ手前の自衛艦と巡視船がフォワードで、奥のクレーンがゴールキーパーに見えなくもありません。だとしたら、ゴールポストはどうしたのでしょう?
ブルーインパルスが初めてやって来るってんで、それなりの盛り上がり見せた函館でしたが、ショックです。結局、天候不順で8日の本番は中止。8月7日のリハーサル飛行でのショットが唯一の記録となってしまいました。
急な仕事ってのはたいていの場合無茶な内容で、しかも依頼する側もされる側も無茶を承知で進めるざるを得ないことがけっこうあります。大人の事情ってヤツですが、「寝台特急の夜」を日中に撮るってのはさすがに・・・
心の引出しを探れば、こんな風景の一枚や二枚、夏の日の記憶の中に紛れ込んでいることと思います。もちろん私も例外ではありません。が、あまりに遠くて相当に曖昧なのですが、まあそれが記憶というヤツでして・・・
先日、ハードディスクを買いに○○コン工房に行ったら不可解なほどの高値が。憤慨しつつ店を出ると、向かいのファミレスに何やら怪しげな姿が・・・見れば見るほど胡散臭い笑顔に、思わずカメラを向けてしまいました。
ほんの数日ですが夏がやってきました。久しぶりの更新ネタはやっぱりこれですね。というわけで風物詩的定番ショットの登場です。水遊びに興ずる子どもたちと、飛び散る水しぶき。賑やかで明るい初夏の一枚です。
夏と青空はどこへ行ったのでしょうか。近頃こんな天気だし、あまり撮る機会(余裕)もないし、在庫から「日本の夏」風の写真を放出しました。夢に出てきそうな初夏の風景ですが、実はこれ、ほぼ函館市街地なんです。
前回(二週間前!)に引き続き緑園通ネタです。5月10日の撮影ですが、一斉に芽吹いた緑の萌えっぷりは凄まじく、春というより初夏の趣さえ漂わせているほど。4月下旬の積雪、あれって結局なんだったんでしょうね。
ソメイヨシノはすでに散り、八重桜もチラホラと散り始めました。緑園通の桜もこの一本がラストかも知れません。新緑も瞬く間に深緑へと変わり──もうすぐ夏がやって来ます。
先日行われた、津軽海峡フェリーのナッチャンWORLD乗船イベントでの一枚です。この船の印象──というより、この船のもたらす未来をイメージにするとこんな感じでしょうか。
昭和公園の一角、穏やかな春色の空に映える一本の桜の木。百花繚乱というほどの枝っぷりではないのですが、なぜか目が離すことができません。その光景は、まるで──
幸せを絵にするとこうなりました──みたいな写真は撮っていても気持がいいものです。なぜって、レンズの先に大抵笑顔があって、険のある表情にぶつかることはまずあり得ないからです。もちろん、この二人も──