一期一絵(Onceshot in Life-time)#457 2011年1月13日 厳冬を堪え忍ぶ家の重厚な面構え 撮影:2010年1月16日 函館市たぶん弥生町付近

ツンの果てなき彼方にこそデレはある

ツンデレの黄金比に従えば、冬(ツン)9:夏・春(デレ)1というのがデレを愛でる最適な比率であるが、ツウともなれば、エキストラドライマーティーじゃないが、ジン(ツン)は多ければ多いほど良くて、ほんの一滴のベルモット(デレ)に喜びを感じるものらしい。ツンの砂漠に埋もれた一粒のデレの、しかも気配の、さらに予感だけで喜ぶって、それってかなりへ○タイじゃないかと思うけど、理解出来ないこともないわけではない。春を待望する心は、凍てついた寒さ(ツン)の中でしか生まれないのだ。この冬景色(ツン)の向こうに存在するであろう春こそ究極のデレであり、それを愛でることが出来る繊細な感性をお持ちだとしたら、──おめでとう、アナタも立派なHENTAIである。

撮影データ

2011年1月16日 函館市たぶん弥生町付近 
NIKON D90 1/400秒 F4.5 40mm(35mm換算)