迫り来る夕闇に溶けつつある路面電車のシルエット ぼんやりと光る電停の灯 明るくもなく暗くもない室内灯りに照らされる乗客ひとり

心惹かれ電車に轢かれず

夕闇に沈みゆくシルエットに心惹かれ、カメラを構え歩み寄り、警笛に振り返れば、電車に轢かれるところだった。電車が乗せ、線路が運び、電停で交差する小さな歴史の積み重ねが、街並みにドラマ性を与えている・・・などと、軌道内で考えるのはやめましょう。

撮影データ

2006年5月7日 函館市電 宝来町電停にて
NIKON D70 シグマ50mmマクロ 1/250秒 F2.8 焦点距離75mm(35mmカメラ換算) 絞り優先AE ISO200