四季の杜公園の一角 新雪に覆われた枝 黒々とした幹

深き森の奥から招くもの

朝の光に照らされたその森の、とある一角だけが暗く沈んでいる。じっと眺めていると吸い込まれてしまいそうだ。この感覚には憶えがある。たとえばビルの屋上から地面を覗き込んだとき。船のデッキから水面を見つめたとき。夜の街で赤提灯を見かけたとき。マンホールに首を突っ込んだとき。

撮影データ

2005年12月3日 道南四季の杜公園にて
NIKON D70 1/1000秒 F4.5 焦点距離52mm(35mmカメラ換算) 絞り優先 ISO320 露出+0.3