初夏の日射しの七重浜海岸で遊ぶ親子

デボン紀の名残

雲が晴れ、海が輝き始めた。手を休め、ふと水面(みなも)を見つめる母親の、遙かに想うは何なんでしょうか。彼女の視界にあるのは、海と陸の間で揺蕩(たゆた)うデボン紀の記憶なのかも知れない。母の愛は海より深く、女心は海の彼方に。夏本番まで、あとほんの少し。

撮影データ

2005年6月26日 海開き間近の七重浜にて
NIKON D70 1/1000秒 F6.3 焦点距離300mm(35mm換算) 絞り優先 ISO200 露出+0.3