一瞬春の匂いがした−ような気がした

雪が止んで青空のステージが広がる。今し方までの天気がウソのようだ。降っては晴れ、晴れては降る。繰り返すたび春が近づいてくるはずなのだが、思いのほか強い陽差しに、季節の訪れを感じるものの、目をこらせば春は遠い。それでも一瞬、新芽の微香が鼻腔をくすぐった−ような。

撮影データ

2004年2月24日 石川の丘にて
NIKON D70 1/125秒 F20  焦点距離42mm(35mm換算) 絞り優先オート ISO200 露出+0.3