函館駅前の交差点で世界の真の水平を体現する男性 

傾斜的構図(スランティング・コンポジション)

彼はたまたま首を傾げたわけではない。世界の”真の水平線”に気付き自ずと視点を傾斜させたのだ。傾斜はポテンシャルを生み、水平を保つためのエネルギーが命の輝きを生む。水平とは安定と同時に停滞を意味し、かくして人は自ずと傾斜を発生させる。結局寝てるのが一番楽なのだ。

撮影データ

2005年6月5日 函館市若松町にて
NIKON D70 1/3200秒 F3.5  焦点距離27mm(35mmカメラ換算) 絞り優先AE ISO200 露出+0.3