赤の記憶

記憶のタンスには、ひとつやふたつ、こんな風景が眠っているのかも知れない。卒業式の帰り、ふと立ち止まり、記憶のタンスの引出を開け始める。思い出はセピア色というが、色彩の記憶ってのは、最初から持っていないのかも知れない。ただひとつ、曖昧な赤色を例外として。

撮影データ

2005年3月18日 娘の小学校にて
NIKON D70 Nikor50mmF1.4D 1/200秒 F2 焦点距離75mm(35mm換算) 絞り優先オート ISO200 露出+0.3